福祉活動・植物普及活動

養護施設・就労支援施設と連携したワークシェアリング、教育機関を通じた植物育成・普及活動に取り組んでいます

福祉施設とのワークシェアリングがはじまりました

『同じものがない』『作り手の個性が出る』のがアピールポイントであるモスペット。たくさん並ぶ中から、お客さまが一番気にいった一匹を探して欲しいとの思いから、苔玉づくりから仕上げの行程まで、全て人の手で作ることにこだわってきました。

そうした取組みを続け、2015年より、養護施設や福祉施設と連携したモスペットのワークシェアリングをはじめました。

水苔をほぐして枯れ枝を取り、同じ大きさに丸めていく、モスペットの制作は地味で根気がいる作業です。でも心を込めて作るからこそ、みんなに「カワイイ」と言ってもらえるモスペットが生まれるのだと思います。そんな、作る楽しさを共有したい。仕事なので真剣に、だけどお金のためだけではなく、様々なハンデを抱える人の生きがいになればとの思いも込めて、新しい取組みに挑戦しています。


絶滅危惧植物・伝統植物の普及活動

以前は身近に見られた、ありふれた植物も、人の手による環境変化により、生息地を減らしている種類が多くあります。京都の三大祭に数えられ、平安京成立よりも以前より、千数百年の歴史と伝統を誇る『葵祭』。そのシンボルである二葉葵も、数を減らしている植物の一つです。かつては上賀茂・下鴨の地に群生していたこの植物も、現在では葵祭の存続すら危ぶまれる程に数を減らしました。

そこで当研究所は、モスペットで培った独自の水耕栽培技術をベースに、従来では葵祭が終わると土に還るだけだった葵の苗を再生育成する取組みをはじめました。2015年には、NPO法人葵プロジェクトと連携し、約200株の再生に成功。一年かけて再生した二葉葵は、上賀茂神社境内の再生地への移植や、森のモスペット『葵まるこちゃん』に利用。二葉葵の森の再生と、伝統への啓蒙活動の一環として役立てています。

京都に生まれ、植物に携わるものとして、京都の歴史・伝統の継承や未来の環境に役立ちたい。ことのは園藝研究所はモスペットを通じて、今後も二葉葵の普及活動を進めます。


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